皆様の中には、1日3回の歯磨き等の管理をしているのに、虫歯にかかりやすい方がいます。

そのような方の共通項の1つとして、『 食事回数が多い 』に該当する事があります。

虫歯の成り立ちを おさらいしてみましょう。

人が糖質を摂取することで、虫歯菌も糖質を摂取し、代謝によって酸を出します。

歯が この酸にさらされる状況が続くと虫歯になっていきます。

①:1,000ml のコーラをイッキ飲みする

②:100ml のコーラを丸一日かけてチビチビと飲む

皆様は ①②のどちらが虫歯にかかりやすいと思いますか?

虫歯の発生は、糖質の『量』ではなく糖質に晒されている『時間』に影響されます。

したがって、糖質摂取量が1/10 であっても ②の方が虫歯にかかりやすいのです。

元々 食が細い 胃ガン等の消化器手術を受けた 等の理由で、1回の食事量が少なくなり、その分食事回数が多くなっている方がいます。

時に、少量ずつ1日5~6回に分けて食事をされている方もいます。

このような方は、食事の1日総量は変わらなくても、食事に含まれる糖質に晒される時間が圧倒的に増えるため、前述②と同じ環境となり、虫歯にかかりやすくなります。

対応策としては、歯磨きを『1日3回』にとらわれず、毎食後(1日6食ならば、6回以上)歯磨きをして頂く事が大事になります。

参考になれば幸いです。

文責:笛木 貴