奥歯（前から4～5本目）の歯の表面に突起がありませんか？
歯の形は十人十色であり、その中には珍しい形をしているものがあります。
中心結節と呼ばれる歯の形態異常もその１つです。
これがあること自体は全く問題ないのですが、折れてしまうと大変です。
この突起のすぐ下に、歯の神経が通っていることが多いです。
そのため、この突起が折れてしまうことで知らない間に神経に細菌が感染し、神経が死んでしまう（失活する）ことがあります。
現在は歯の神経を再生させる方法もありますが、基本的には元の歯に戻ることはありません。
失活させないためには、突起を折らないように補強する必要があります。
突起の周囲に歯科材料を詰めることで補強が可能です。
この歯が生えてくるのは10歳前後のことが多いです。
小さなころから定期的に歯科受診し、早期に対応することをお勧めします。
文責：大嶋
