2021年10月13日(水)に10月の例会を開催いたしました。
緊急事態宣言も明け、通常通りの開催になりました。
今月の症例発表は、前座発表を森デンタルクリニックの森が行いました。
最近認知症治療薬(高額)が開発され、注目を集めております。
それを踏まえて【認知症と歯周病】というテーマで発表いたしました。
論文を交えながら歯科医師の役目について考えていく時間となりました。
メイン発表は前橋市 万代総合歯科診療所の笛木先生が担当いたしました。
笛木先生の治療スタイルは、主訴である歯→口腔内→顔貌→全身という流れで診ていき、問題解決の本質である ”原因” を探り、解決の道筋を立てていくといった、まさに【総合歯科】というものです。
今回のケースは、主訴の歯だけ治療しても解決にならないケースでした。
その為には資料採得が必要になります。
患者にとってはつらい作業になるものであり、そういった習慣のない歯科医院にとっては、苦痛を伴うものかもしれません。
しかし、これが患者を救うことになるケースはたくさんあります。
『患者は治療の最後に涙を浮かべてご帰宅された。』と笛木先生から一言ありましたが、納得のケースでした。
文責:森 公祐