2021.03.10 群馬県歯科医師会館にてKDRI 3月例会が開催されました。
今月は 笛木 と 群馬県立小児医療センター 小児歯科 大嶋 瑛 先生が担当致しました。
笛木 からは、『 抜歯後の顎堤吸収 防止策 』について 症例提示を行いました。
緊急時以外の抜歯を行う際には、抜歯後の治療計画が決定してから行われることが 本来なのです。
しかし、多くの歯科医院では『 とりあえず抜歯 ⇒ その後に治療計画 』という順番が根強く残っている現状があり、強度の顎堤吸収(ハグキが痩せてしまう事)をきたして、その後に歯を入れる処置(欠損補綴:けっそんほてつ と言います。)が非常に難しくなってしまいます。
この事をふまえ、抜歯後における顎堤吸収防止への治療計画 と その対応策 について 発表しました。
小児医療センターで小児歯科を専門としている 大嶋先生からは『 乳歯の断髄治療 』と 題して症例発表していただきました。
小児歯科における虫歯治療の一環として、断髄治療(だんずいちりょう)は多く行われる処置です。
断髄治療は、歯の内部にある歯髄組織(しずいそしき:一般的には ” 神経 ” と呼ばれる)へアプローチする処置になるので、通常の虫歯治療よりもなお一層の注意を払う必要があります。
大嶋先生は今回の発表で、乳歯の解剖学的特徴について、断髄治療の手段や材料選択について、実際の症例供覧、の3点について解説されました。
次回の例会は、04.07(水)を予定しています。
文責:笛木 貴
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