コロナ禍は社会の様々な仕組みを変えました。
歯科では1歳半、2歳、3歳で就学前の集団歯科検診を行っていました(前橋市の場合)。コロナの流行によって1歳半検診だけは集団検診から各歯科医院での 個別検診に変わっています。
その変更に伴って、以前と比べてかなり多くの赤ちゃんたちが歯科医院に来るようになりました。
その子供たちのほとんどが低年齢であるために虫歯はなく、検診がなければ歯科医院に来なかったでしょう。
また、赤ちゃんなのでひとりで上手に検診を受けれられる子は稀で、泣いて大きな口をあいているすきに口の中を覗いて検診終了という具合です。
それでも、お母さんと子どもたちにとっては何もなければ来なかったであろう 歯科医院への訪問の機会が達成できました。このような経験が積み重なって、 問題がなくても歯科医院に行くことができる、虫歯がなくてもメインテナンスをしてもらいに行ける、そんな環境ができあがってくるといいと思います。
文責 リップル歯科クリニック 塩澤彰久