KDRIコラム
誰もが考えもしなかった新型コロナが今でも蔓延中です。この先一体どうなるのかまったくもって不安です。
政府が打ち出す新しい生活様式にマスクの着用がありますが、今や生活するうえで必需品になりました。
いきなりですが、確認してください!
マスクをしたときに鼻で呼吸してるか、口で呼吸してるか。
もし、口で呼吸してる人がいたら要注意です。
元来人間は鼻と口どちらでも呼吸ができるようになっています。しかし本来呼吸で使うのは鼻になります。その際口は閉じておくのが普通です。これを鼻呼吸といいます。
この逆転現象、口で呼吸することが口呼吸といいます。口呼吸が全身に及ぼす悪影響はたくさんあります。
ではなぜ口呼吸がいけないのか?
口が乾くんです。通常口を閉じてる状態では唾液が保湿剤の代わりをしてくれるため乾くことはありません。(唾液の出が悪くなり口の中が乾く口腔乾燥症という病気もあります。)
また唾液には殺菌作用もあり、なくてはならないものなのです。
今現在、クリニックでよく見られるようになったのが舌のヒリヒリ感、歯茎が腫れるです。
唾液という保湿材が少なくなり乾燥肌のようになる。(舌がひりひりする)
唾液の殺菌効果が少なくなり既存の歯周病が悪化する。(歯周病菌の増殖により腫れて痛くなる)
これからは虫歯も増えてくるんではないでしょうか?
前橋市 森デンタルクリニック 森 公祐