2017年9月19日
群馬県歯科医師会館でKDRI例会を行いました。
今回は笛木貴先生(前橋市 万代歯科診療所)の発表で、タイトルは「自家歯牙移植を応用した、歯列と咬合の確保について」でした。
インプラント自体は否定されるものではないが、患者の年齢によっては生きている間に「大昔の古いインプラント」が長い間使われることになる。
そして規格品である以上、規格の変更や材質やコンセプトの変更など患者・術者だけではどうにも対応ができないことが起こる可能性がある。
そのように考えると「できるだけ自分の歯を残す」(≠インプラントの否定)ことは患者に大きなメリットがある。
その一方、欠損部への対応の中で ほかの歯への負担を増やすことは 極力避けなければならない。
今回は、欠損部への対応に加え 全顎的な問題点の解決に自家歯牙移植を取り入れて 長期メインテナンスを考慮した治療を行った症例でした。
「ダメな歯は抜き、欠損部はインプラント」といったステレオタイプな発想でなく、インプラントの利点を理解しながら その課題を踏まえた総合診療例を提示していただきました。
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また、10月22日(日)には当会主催の臨床セミナー「総合歯科診療の戦略と戦術~良好な長期メインテナンスを目指して~」が行われます。
ご好評につき定員を超えるお申し込みをいただいたため、急遽インストラクターを増員し、若干残席がございます。
真の患者利益と貴院発展のために 総合歯科診療を取り入れたいとお考えの方は、下記URLよりお問い合わせください。
https://dc-japan.net/kdri/for-dentist/seminar/seminar171022/