2016年8月の例会は、8月23日に群馬県歯科医師会館にて19:30より開催しました。
今回の発表担当は前橋市 万代歯科診療所 笛木貴 先生でした。
次に会長の笛木先生の発表でしたが、内容は
『口腔内写真を再考する』という演題でした。
自分もこちらの勉強会に所属してから、口腔内写真をよりシビアにルーチンに撮影するようになりました。ただ、規格の合った写真をとることはとても難しいことです。 写真を撮るのはいったいなぜでしょうか?
症例として学会や勉強会でプレゼンするためでしょうか?
1枚100円で上限は500円ですが、保険点数のためでしょうか? どちらも違います。
やはり、患者さんに説明をしっかり行い、自身のお口の中を理解してもらうことが第1の目的かと思われます。また、規格の合った写真を撮影することによって、患者さんがいない時も、自院の衛生士と問題点など議論したり、同業の先生に評価してもらったり、アドバイスをいただいたりすることができます。治療計画をしっかりとたてるには必須だと考えられます。 目新しい、マイクロスコープやCBCTの画像ばかりにとらわれず、基礎的なことの精度を上げることの大切さを改めて感じさせていただいたプレゼンでした。 以前はインプラントや歯周補綴などのプレゼンが多かった勉強会でしたが、最近は1歯単位の歯内療法処置や接着の処置などのプレゼンがとても会員のなかでも多く見られます。