3月のKDRI定例会が2月15日20:00から行われました。

 

前半は「右下第一大臼歯欠損に歯牙移植を行った一例」というテーマで

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群馬県立小児医療センター 歯科・障害児歯科勤務の大嶋瑛先生に症例発表していただきました。

右下第一大臼歯を余儀なく抜歯された場合の選択肢として義歯、インプラント、ブリッジ、という選択肢が一般的であろうと思われますが条件が揃えば親知らずを移植し、機能させることができる、という治療の可能性を広げる発表でした。

ただ抜けたところに移植さえすれば機能することができるはずもなく、移植が成功するために必要な術前の診査診断や術中の勘所など示唆に富んだ内容で会員同士による活発なディスカッションが繰り広げられました。

 

後半は「支台築造を考察する」というテーマで

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たじま歯科クリニックの田島卓先生に発表していただきました。

歯の大部分を喪失してしまった症例の修復するさいの支台(土台)についての適用、素材、操作方法や勘所など最新の歯科材料の取り扱い方やケースによっての使い分けなど最新の知見から論理的に発表され、今回もまた会員相互のディスカッションが盛り上がり、今回もまた患者さんの利益につながるような素晴らしい発表でした。

 

今回は臨床的な勘所や治療方法の選択における重要な診査項目、また、基礎的な理工学的な考察からの臨床応用への際の注意事項など発表者が準備にしっかりと時間をかけたことが伺えるようなもので、聴講した先生がたも身の引き締まる思いで盛会となりました。

当会は、まだ発足数年の勉強会ですが

発表の内容や、プレゼンのレベル等

確実に発表クオリティが 上がってきているのが実感できます。

何事も継続が大事です。

一歩でも、少しでも、レベルアップしていきます!

KDRI 北関東歯科臨床研究会では

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オープン参加も歓迎致します。