KDRI 北関東臨床研究会 会員の中村高道(高崎市あおぞら歯科クリニック勤務)です。
KDRI 北関東歯科臨床研究会では
毎月第三火曜日に群馬県内の歯科医師が集まって勉強会を開催しています。
11月の例会は11月17日 20:00から開催されました。
前半は前橋市協立歯科クリニックの萱間先生に「外傷歯に行った外科的挺出」というテーマで症例発表していただきました。
大きな歯冠破折を伴う外傷歯にフェルール確保のために外科的挺出を行った症例でした。治療用義歯を利用した床矯正や、その後のインプラント治療に関しても
言及されていて、メインテーマ以外にも重要な要素を含む内容でした。
後半は伊勢崎市ひので歯科院長の高橋先生に「VPT(Vital Pulp Therapy)」というテーマで症例発表していただきました。
歯髄(歯の神経)に齲蝕が達し歯髄炎になってしまうと、歯髄を取り除くために歯を大きく切削しなければいけなくなり、歯の強度は落ちてしまいます。
つまり、歯髄を生きた状態で保存できるかということが、歯の寿命を左右するということになります。
高橋先生の発表を聞き、露髄面に対する処置に関して、普段私自身が行っている手技にまだまだ改善の余地があることを知りました。